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京都国際写真祭2017

今年もこの季節です。馴染みがなかった場所やギャラリーに巡れるのが魅了と思っています。上の写真は10年以上前に商家をリノベーションした複合商業施設、素形(すがた)ギャラリー。空間もいい雰囲気です。展覧会はジャダ・リパ。ある日本文化を時代軸で視点を変えながら複層的に考察しているのがおもしろい。5月14日まで。


京都のカフェ

今さらですが、京都のカフェレベルが高いです。以前からある老舗カフェはもちろんですが、京都ブームに乗ってどんどん進化をしている感じがします。たまたまお休みだったりで上の写真の店には全て入ってはいませんが、本格的にローストをしていたり、コンセプトが今風であったり、心地よかったり・・・。感じるのは、レベルの高いカフェが繁華街ではなく、どんどん住宅地に入り込んでいる事。散歩のついでにご近所で美味しいコーヒーを心地よい空間で飲めること。ニューヨークでもパリでもそうですが、住まいの近所で手軽に楽しめる都市になってきたのかも。写真はちなみに、サーカスコーヒーさん、ウルクスさん、ワイフ&ハズバンドさん。


MOTサテライト@清澄白河

休館中の東京都現代美術館が主催し、その周辺の商店街などをパートナーとした地域やアートを盛り上げるイベントが開催されています。地域を散策しながら、この地域をテーマにしたアートを紹介する趣向。3月20日まで開催されています。

http://www.mot-art-museum.jp/exhibition/mot-satellite-1.html

個人的に好きな作品は、MOTスペース4の松江泰治さんの作品。なるべく無機的に客観的に撮影したこの深川周辺の風景写真ながら、そこにある生活や文化歴史を考えさせる手法には興味あり。

途中でヨーガンレールさんのショップに行くと、個人的に大好きな益子の郡司さんの陶器製品のポップアップを開催。質素でありながらも洗練されたフォルムやオシャレ感が漂う器たち。ババグーリのコンセプトともいい相性です。その他のショップも個性的でアートっぽいところがちょこちょこあり。

でも、今回のイベントで一番印象に残ったのは、下町の地元のおばちゃん。なんともゆるい感覚と力強い必然性や存在感、生活感はアートを超える存在なのではないでしょうか。もしかして主催者は、これをコンセプトにしていたのかも。アートがんばれ!